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【連載:第二回】 ネイティブ広告≠コンテンツ!? [SEO・SEM]

前回は、導入編として、ネイティブ広告のサンプルを見ていただきました。
今回は、第一回の最後に記した、ネイティブ広告の功罪について、考えていきましょう。

前回のネイティブ広告を再掲させいていただきます。

atlantic_nativead.png

さて、これを見て、最初に思ったことはなんでしょうか?
前回、記したとおり、
「えっ!広告なの!?」
だと思います。
ここが、ネイティブ広告のキモです。

従来の広告は、ページ内のコンテンツとは切り離されていたため、はっきりと広告と認識出来ました。
ユーザーはコンテンツを見に来ているのに、関係ない広告が表示される、ということで、それだけで嫌悪感を抱く人もいたかと思います。
そこで、コンテンツと広告をはっきりと切り分けず、コンテンツを見るように、広告を見てもらおうというのが、ネイティブ広告の狙いです。
広告主としては、「広告だからちょっと…」、という理由による嫌悪感をセーブして、見てもらうことができます。

ところが、逆の立場から見ると、これが仇となります。
ユーザーはコンテンツを見るために訪問しているにもかかわらず、わからないように広告先へ誘導されています。
最初は、
「あれ?何かおかしい?」
という困惑程度でしょうが、そのうち、
「もー、邪魔!!」
となりますよね?
これが、ネイティブ広告の欠点です。
さらに発展していくと、ステルスマーケティングなどにもつながります。
この辺は、次回以降へ持ち越しますね。

このように、ネイティブ広告は、コンテンツと広告が切り離されていないことがキモであり、それによって、功罪が生まれています。

それでは、今回はこの辺で終了しますね。
次回は、IAB (The Interative Advertising Bureau) 視点でのネイティブ広告について、解説していきます。





【連載:第四回】 具体的なネイティブ広告のパターン [SEO・SEM]

前回に続いて、連載四回目は、IABが規定したネイティブ広告の分類についてです。
以下が、規定されたパターンです。
1つずつ説明していきますね。

■In-Feed Units
「ニュースフィード」や「フィード広告」とも呼ばれるタイプですね。
以下はFacebookの例です。
in-feed_ad.png
上下は切れてしまっていますが、自分の友人が投稿している記事の流れに入り込んで、タイムライン上に表示されるものです。
何も知らなければ、一見したところでは、広告とわからないかもしれません。

■Paid Search Units
これは、いわゆる検索連動型広告ですね。
もう、おなじみでしょう。
日本では、「リスティング広告」という言葉が使われますが、アメリカでは「PPC(Pay Per Click)」、「Paid Search」と呼ばれることが多いので、このようなネーミングになっているのでしょう。
余談ですが、Google Analyticsでも、「Paid Search」という言葉が使われています。
PaidSearch.png

■Recommendation Wighets
これもおなじみの「レコメンド」なんて呼ばれるタイプですね。
Amazon始め、ECショップなどではどこでも利用されてるものです。
Recommend.png


・ Promoted Listings
これはAmazonの例ですが、同じ枠でも以下のように複数の出版社が出現します。
あくまで、出版社からの出稿になっている部分が「Promoted」という言葉に現れていますね。
「listing」という言葉を使っているのは、オークション形式で広告が決まるところからきているのでしょう。
promotedlisting1.png
promotedlisting2.png

・ In-Ad with Native Element Units
これは、IABが推奨する形式と明記されています。
はっきりと広告とわかるタイプです。
例はYahooのトップページ横にあるものです。
クリックすると、ほかのサイトに飛ぶことも特徴です。
in-ad.png

・ Custom
これは以上に当てはまらない、特殊な形式の広告を指しています。
説明も簡単にしか書かれていないので、ここでは省略します。


以上が、6つの広告タイプです。
どれもよく見かける形式ですが、コンテンツの流れに沿って入り込んでいるか、否かが重要です。

ネイティブ広告についての連載も次回で最後です。
次回は、簡単にまとめることにしますね。





【連載:第三回】 IABはネイティブ広告をこう定義している [SEO・SEM]

さて、ネイティブ広告について何となくイメージ出来始めたところで、難しいお話になります。
そのために、まずは、「IAB (Interactive Advertising Bureau)」を紹介しましょう。

「IAB」とは、アメリカのインタラクティブ広告に関する団体のことです。
ガイドラインの策定など行い、アメリカの広告に関わる企業の多くが会員となっています。
具体的には、下記のオフィシャルサイトを参考にしてください。

http://www.iab.net/

さて、そのIABが、2013年12月に、ネイティブ広告に関する定義やフレームワークなどについて解説した資料、「IAB Native Advertising Playbook」、を発表しました。
http://www.iab.net/nativeadvertising

それまで様々な解釈がなされていたネイティブ広告について、ひとつにまとめたもので、現在では、これが業界基準となっています。
IABは、この資料内で、
------------------------------------------------------------------------------------
何をもって、ネイティブ広告とするかが議論の的になっていて、最も重要な広告がもたらすメリットについて、議論がなされていない。そのため、この資料を作成して、道筋を作る。
------------------------------------------------------------------------------------
旨を記しています。

ちなみに、資料については、お時間のあるときにでも御覧ください。

http://www.iab.net/media/file/IAB-Native-Advertising-Playbook2.pdf

さて、この資料では、ネイティブ広告を6パターンに分類しています。
・ In-Feed Units
・ Paid Search Units
・ Recommendation Wighets
・ Promoted Listings
・ In-Ad with Native Element Units
・ Custom

と、ここで時間がきてしまったので(笑)、個々の説明は次回に。






【連載:第一回】 ネイティブ広告ってなんだ!? [SEO・SEM]

最近、「ネイティブ広告」という言葉を聞くようになりました。
「それってなあに?」
と僕が思ったので (笑)、解説していこうと思います。

まずは、ネイティブ広告の例を見ていただきましょう。
海外の「the Atlantic」というサイトに表示されているネイティブ広告をサンプルに。
赤い枠内がネイティブ広告です。

atlantic_nativead.png

「えっ!これ、広告なの!?」
というのが、最初の印象ですよね?
これが広告なんです。
画像を拡大してみていただくと、小さく、
-----------------------------------------------
SPONSOR CONTENT: DELTA
-----------------------------------------------
と書いてあるのがわかると思います。
そして、リンクをクリックすると、以下のページに飛びます。

atlantic_nativead2.png

このページのURLは
-----------------------------------------------
http://www.theatlantic.com/sponsored/delta-view-from-the-top-2014/2014/06/how-big-data-works/115/
-----------------------------------------------
と「the Atlantic」内のページになっています。

このように、コンテンツの流れの中に表示されている広告のことを「ネイティブ広告」と読んでいます。
当然、功罪がありますが、こちらは次回に持ち越しましょう。

下記に、参考となるサイトを記載させていただきますね。

■こうのたけし様のブログ (「ネイティブ広告とは」で、Google検索をかけると、一番上の大枠に表示されます)
https://note.mu/smashmedia/n/nc25a45e0c860

■NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2136491223272546201





【SEO・SEM】CTR(クリック率)の基準値とは? [SEO・SEM]

今回はCTR(クリック率)の基準値について調べてみました。
昨日の本↓には基準値のようなものは出ていなかったので、ネットを漁ってみましたw



オプティマイジングWebサイト ―SEO・サーバ・クライアントの最適化技術

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  • 作者: Andrew B. King
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2009/12/19
  • メディア: 大型本






以下、参照サイトと数値(Google検索で1ページ目に出てきたサイトより)↓

http://www.enatural.org/201109/26_1220.html
→0.1~5%

http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2010/11/09/9160
→2~8%

http://okwave.jp/qa/q5366608.html
→1%程度

http://mart234maguro.meblog.biz/article/4796976.html
→3%程度



【結論】
人生色々
クリック率も色々www



冗談ですw
限りなく0から10%弱といった感じですね。
自分の感覚から言っても、ざっくり1~3%程度でしょうか。






サイトの一般的なCVR基準 [SEO・SEM]

リスティング専門にやっている人は感覚的に、どれくらいのCVRがでるかわかっていると思いますが、企業内担当者や新人さんなんかには、ある程度基準が欲しいところですよね。
探してみたところ、以下の本にざっくりとした基準値がでていました。


オプティマイジングWebサイト ―SEO・サーバ・クライアントの最適化技術

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  • 作者: Andrew B. King
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2009/12/19
  • メディア: 大型本



この本では以下の様な数値が出ています。
・優良なサイト:CVR=2%
・eコマースサイト:CVR=6~8%
・無料サービスサイト:CVR=15%

まぁこれは多分、全体でならした値であり、またオリジナルは洋書なので、本当にざっくりとした参考値だと思いますが。
※僕も仕事でリスティングをやってますが、出る値は様々です。

ただ、初歩的な知識として、どれくらいの値が見込めるか知っておいても損はないですね。
※もちろん、この値がでなかったからといって、僕は責任とりませんけどwww





AdWords管理画面、若干修正 [SEO・SEM]

AdWordsの管理画面が若干修正されましたね。
※気づいたところだけですので、網羅はしてないのはご承知おきをw

各アカウントの詳細画面で右端に期間を設定する項目がありますが、
・期間を選択
・実行ボタンを押す
に変わってます。
めんどくさくなりましたw

Googleアップデートの種類 [SEO・SEM]

僕自身が最近勉強したので、ちょっと備忘録的に書いておきます。

Googleの検索アルゴリズム修正において、以下の様な名前が付けられている主だったものがあります。

・ペンギンアップデート(ウェブスパム・アルゴリズム・アップデート)
・パンダアップデート(旧ファーマー・アップデート)
・DMCA(デジタルミレニアム著作権法)アップデート
・EMD(Exact Match Domain)アップデート
・ヴィンス・アップデート
・スクレイパー・アップデート
・メーデー・アップデート


まぁ、詳細についてはそれこそググってもらうとしてw、ざっくりこういうものがあるんだというのはWebに関わる人間は知っておいたほうがいいですね。
ちなみに、有名なのはパンダとペンギンです。
この2つは絶対抑えておかなければならないですね。

ビッグワードの貢献度とは@SEM [SEO・SEM]

オプトの調査で、ビッグワードから指名ワードへ貢献していることが強まりました。確定的なことは言えないのでしょうが、まったく関連がないとも言えないのでしょう。

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アトリビューションマネジメント視点からの「ビッグワードの貢献度」分析
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